シュンベツ川 札内川 新冠川 ソエマツ沢 日高紀行文
1998年ハイライト ヒグマの生態と対策 北海道MENU
アイヌ語で「カムイ」は、神あるいは魔を指す。神威岳(1,601m)は、その昔アイヌの人々があがめ恐れていた山である。その神威岳に源を発するソエマツ沢は、かつて大イワナの渓として名を馳せたが、今では、林道が奥まで伸びて、日帰りが可能な渓となってしまった。それでも尺イワナを釣るには十分で、日高の渓流入門コースとして最適だ。
雲が低く垂れ込めた日高の山を眺めながら、広い河原を釣り上がる。 33センチのエゾイワナ。先行者がいたにもかかわらず、淵で粘ってやっとゲット。白い斑点が大きく鮮やかだ。
まるでヤマメの渓のように穏やかな河原が続く オスの31センチ
北海道お決まりのジャンボカジカ。思わずニガ笑い。けれども、骨酒にすれば最高だ。 15センチもあったハナカジカ
流れに居座る丸岩。この上にイワナを乗せて写真を撮ろうと思ったが、ヒグマの痕跡を見て、すっかり忘れてしまった。 ソエマツ沢源流・魚止めの滝。かつては、大イワナの滝壷だったようだが、今では全く音沙汰なしだった。
ソエマツ沢の下流は、一転美わしい渓谷が続き、源流部より魚影は濃かった。
日高の宝石は、やっぱり感激に値する渓魚だ。 日高のカジカは、イワナに負けないくらい多い。最初は外道と馬鹿にしたが、食べるとその美味しさに病みつきとなってしまった。
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